top of page
検索
yodo-bra

続 淀川と枚方 

淀川は、澱(よど)む川だから「淀川」といわれている。ではどこで最も

よどんでいるのかといえば、枚方と大阪の間がもっとも落差が少なく

よどんでいることになる。枚方が昔の海岸線であることは前回述べた

が、正しくは河内湖が汽水湖であったことを考えれば海という認識

は正しくないかもしれない。

さて、澱む川の話だが琵琶湖の海抜はおよそ百メートルといわれて

おり、上町台地の高さを考えても、その勾配は百メールもないことに

なる。琵琶湖と大阪の間には、かつて巨大な巨椋池(おぐらいけ)

があったが、そうした池ができるほどにこの地域は水が滞る湿地帯

であったと考えられる。ちなみに一説には伏見とは、「ふせみず

(伏せ水)」に由来するとも云われている。しかしこの説以外にも諸説

ある、「御所」を伏し見るというものもあるが、時代から考えれば前者

の説が有力かと思われる。澱んだ淀川、その澱む一因は枚方辺り

の地形が関係しているのである。


閲覧数:14回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


Post: Blog2_Post
bottom of page